事務員が詐欺ハガキにツッコミいれてみた!
2019年11月29日
こんにちは! 大塚・津田法律事務所 事務員るんたんです。
今日は皆さんに 『詐欺ハガキ』 を公開!!
実は,私の家にこのハガキが来るのはかれこれ3回目!
まあこの機会に,山梨県警さんみたいに,事務員の立場で詐欺ハガキに
ツッコミを入れたいと思います!
ほな!いこか~!
これが,実際に届いた詐欺ハガキ!
タイトル「消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ」
⇒なんじゃそりゃ! 消費料金ってなんやねん!訴訟最終告知?!
「ご通知したのは,貴方の利用されていた契約会社,もしくは運営会社側から
債務不履行による民事訴訟として,訴状が提出されたことをご通知いたします。」
⇒「貴方の利用されていた契約会社,もしくは運営会社側から」って...
請求元が誰かはっきりしとらんのかいっ!!
「訴状が提出されたことをご通知」って...
あ~ほんまですか~。わざわざお知らせいただきありがとうございます(笑)
でも,訴状提出したって書いてるけど,訴状が全然こないんだけど(笑)
「管理番号(と)●● 裁判取り下げ最終期日を経て訴訟を開始させていただきます」
⇒「管理番号」ってなんですか~!?
事件符号が(と)って,共助事件ってこと?料金未払の請求じゃないの?
「裁判取り下げ最終期日」11月22日 なんだけど,ハガキ来たの23日だよ(笑)。
やだ~~期限過ぎてる~~~!!!どうしよ~~!どうなるの?どうなるの?(冗談)
「このままご連絡なき場合は,原告側の主張が全面的に受理され,執行官立会いの下,
給与差押え及び動産・不動産の差押えを強制的に執行証書の交付をご承諾いただますようお願いします」
⇒「原告側」って,だから誰やねん!!
「執行官立会いの下,差押え」って。 え!? 訴状も来てないし,裁判終わってすらないのに,
差押え命令すらも無しで執行するの?
ありえないし(笑)
しかも,「差押えを強制的に執行証書の交付をご承諾いただますようお願いします」
って日本語の文章おかしいし。
「裁判取り下げのご相談は,当局にて承っておりますので,お気軽にお問合せください」
⇒裁判取り下げのご相談。うん!だから裁判まだ終わってないんだよね!(笑)
裁判でシロクロついてないのに,執行できないよね(笑)!
「プライバシー保護のため,ご本人からご連絡ください」
⇒プライバシー保護を気にするなら,そっちがこんな裏面が内容丸見えなハガキで送ってきちゃダメでしょ~
「法務省管轄支局 民事訴訟管理センター」
⇒なんか,それらしい管轄局だけど,そんなのないし。
「住所:東京都千代田区幸町1丁目1-7」
⇒住所ググったら,同じ住所で法律事務所があるし(笑)
そこの事務所さんにこの民事訴訟管理センターを訴えてもらいたいわ。
以上!!
という感じで,普段事件を扱う事務員の立場から見ると,終始うさんくさいハガキでした( ´艸`)
事実,もうこのハガキうっとうしい…。やめてほしい。
実は,初めてハガキが家に来た時,事務所の津田先生に,
『ついていったらこうなった』のカンニング竹山さん風に詐欺グループに対抗すべく,
連絡先に電話してもらったことがあるんです!
実際どうなったかというと,...
事務所の電話からかけたので,ナンバーディスプレイで表示が出たのでしょうか,
誰も電話に出なかった!!(笑)
残念!! 先生と詐欺グループのやり取り聞きたかったな~♪
このハガキを見たことない皆さんは,今後注意!!というか,無視!!してくださいね。
そして,実際に裁判所から訴状が届いてお困りの方は,事務所にご相談くださいね~