大切なご家族のために遺言を残しましょう!
1 遺言を残しましょう
遺言について,「私には財産がないので関係がない」「まだまだ若いので遺言は必要ない」「うちは家族が仲がいいので,遺言がなくても家族で仲良く分けてくれる」という人が多いようです。
しかし,遺産分割のために私達のもとに相談に来る人は,相続財産の多い人から少ない人まで様々です
(むしろ,分ける財産が少ない場合の方が争いになることが多いくらいです)。...
遺産分割については,悩まずにまずご相談を!
遺言がない場合や,遺言があっても,相続財産全てについて定めがない場合には,相続人の間で遺産分割の協議をする必要があります。
最近では,法定相続分がどのくらいかということくらいはご存じの方が多いようですが,実際に残された遺産(不動産,預貯金,現金,株,車などなど)をどのような方法で相続人の間で分割したらよいのか,またどのような手続きで分割するのかをご存じの方は少ないようです...
遺留分減殺請求はお早めに!
被相続人が,相続人のうちの1人(A)に「私の遺産は全て相続人Aに相続させる」という内容の遺言を残す場合があります。また,すべてではなくとも,被相続人が,生前または遺言により相続人の1人あるいは第三者に財産のほとんどを贈与してしまうケースはままあります。
このような場合,他の相続人が納得しているのであればいいのですが,他の相続人(兄弟姉妹を除く)が納得のいかない場合,その財産の贈与を受けた人に...
相続に関するご相談は弁護士へ!
その他にも,亡くなられた人の生前に他の親族が勝手に預貯金を引き出してしまったケース,亡くなられた後に勝手に預貯金や現金を使ってしまったケース,被相続人が他人名義で財産を残していたケース(遺産の範囲),遺言が被相続人本人の意思によるものとは思えないケース(遺言無効確認)など,相続をめぐっては様々な問題が生じることがあります。専門家に相談しない限り,これらの問題を総合的に見てもっとも望ましい解決方法を...